ISBN978-4-537-21422-2
『狭くても、料理が楽しい台所のつくり方』後藤由紀子 日本文芸社、2016年
(表紙画像は出版社サイトよりお借りしました)

食いしん坊のくせに、ずっと料理が苦手でした。
要領がよくなくて手早く&あれこれできない上、私の脳は切り替えがへたくそなのです。

たとえば料理中に、歌を歌いながら。。。なんて楽しそうで素敵ですが、チャンネルが一つしかない私は、包丁をマイクにして熱唱、振りと踊りまで加えて台所オンステージになってしまいます(バカなの?)。ふと気づくと経過した時間と散乱した途中の料理などが。。。

時々ですが、離れた2軒の台所をかけもちしています。これにそのうち、出来あいのものが食べられない両親の台所も加わって一人で回すことになるかもしれないと思うと、要領が良くないなどと言っていられません。

もしそうなったら、どこか1軒で仕込むことになるだろうし、全部作るのは現実的ではないのですが、やっぱり好きなもの・栄養のあるものを、食べる人の健康に合わせて、できたてで食べる美味しさは格別ですよね🎵 余裕がなくなってキーッとならない、楽しい範囲で優先していけたらと思います。

忙しい人にはもちろん、本書のように「段取り」「時間配分」「動線」の工夫を紹介した本が役に立つと思います。
この本は見やすいイラストがついていて、清潔感があって可愛いです。
お子さん二人に、忙しい旦那さん、朝が弱いというご本人が雑貨屋さんを営みつつ、三畳のちょっと狭い台所を切り盛りしてきた工夫が紹介されています。

「段取り」の章でも、
・前の晩に書いておく、朝ごはん&おべんとうの「段取りメモ」
・工程の少ないお助け料理
・2口コンロをフル回転させるコツ
などが参考になりました。段取りメモにはおべんとうのレイアウト図まで。これはぼーっとした頭でも確かにわかりやすい!

狭い台所も、工夫しだいでコックピットのような「一歩動くだけで必要なものが取れる」場所に作ることができるのだとのこと。広さより「すぐ手がとどく」は確かに助かります。

これは機能的な収納につながります。食器棚の位置、「重ねてもいい(食器棚にしまうお皿の)限度の目安は、片手で持てる重さ」(大皿だと5〜6枚)などの記述も、わかりやすかったです。「食器棚は奥行き浅く、(棚の間の)間隔狭く」も、うなずけます。個人的には地震がこわいので、考え直さなきゃ。。。

ほかにも、冷蔵庫の野菜などの迷子を防ぐ紙袋、水切りかごの掃除のタイミング、掃除を楽にするためでもある換気の話、なども参考になりました。
なるべく作る人の負担にならないけど美味しくて栄養ある料理、作っていきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます♪
おなかすいてしまいました〜
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