978-4-7631-3542-1
『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』Eiko サンマーク出版、2016年
(表紙画像は出版社サイトよりお借りしました) 

私のコンプレックスの一つ、それは体がかたいこと。固・硬・堅・難、すべての漢字がフィットします。

体でリズムを取るのが趣味で、もちろん踊るのも大好きなのですが、たぶん踊りの好きな人の中で1、2を争うかたさと自負しています。
どのくらいかたいかというと、大人になって急に思い立って始めたバレエ(30歳の誕生日から始めました)で、クラスメイトと先生に「こんなかたい人初めて見た〜!」と大受けされ、「見るとホッとする」とまで言われていたくらいです。

しかし、週2くらいでもレッスンを1年も続けていると、徐々に首が伸び肩が下がり、骨盤が外旋して足首が180度以上開くようになりました。大人でも形が変わるメソッドなんでしょうね。
それなのに、レッスンを続けたのは2年だけだったせいか、股関節だけは頑として90度(とほほ)を保ち続けておりました。私の股関節のイメージは樹脂で固めた鮭とばのイメージであり続けました。。。

本書には、アジのひらきの写真、体がかたかった72歳の女性のすてきな開脚写真などとともに、「4週間程度でベターッを実現する」開脚4週間プログラムがのっています。
あれから幾星霜、もはやあきらめきった私の柔軟性が、本書によって救われるのでしょうか・・・!

著者のEikoさんは、エアロビからヨガのインストラクターへ転身した際、腰痛をかかえながら自身の体のかたさと取り組んでこの方法を編み出しています。自ら体がかたい、と思っていた人だから説得力があります。

「「開く」をとことん意識した本書だけに、とっても開きやすい製本にしました」とあるように、「4週間”毎日やる”基本のストレッチ」の際にはとても見やすいです。これが見にくいと、やらなくなっちゃうんですよね(言い訳)。

そして後半にはなんと、開脚についての小説がついているのです。よくある美容本はオシャレなイメージ写真や、なんならおすすめグッズの紹介、インタビュー、実践者の声などが続く構成かと思いますが、この本は「メソッドと小説」。非常にシンプルです。なんで小説なんだろう? 

これが、まどろっこしいようでわかりやすいのが意外でした。
(文字を読むのが苦にならない人であれば)
ふーん、と軽く読んでいくうちに、会社小説仕立ての登場人物たちそれぞれの開脚モチベーションがのりうつってきます。達成感に合わせて、ちょうどよく顔を出すメソッド。これは斬新! 小説だからフィクションだけど、考えたら「東京都Aさん48歳写真つき」の体験談もある意味読者からしたらフィクション。インタビューより感情移入しやすいのです。

この時点で最初の「基本のストレッチ」2つしか試していないので、まだ股関節は90度のままですみません。この記事を書いたらさっそく取り掛かろうと思います。

問題は、飽きっぽい上忘れっぽいので、3日坊主どころか1日坊主な自分です。結果うんぬんより、4週間続けられるかがキモな気がします。
気分は「怪我をしてしまってリハビリ中のダンサー」で、股関節のイメージ自体もやわらかくして(樹脂鮭とば→やわらかい皮)、上げていこうと思います! 

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