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Boy Geroge 21/6/2016@ZEPP TOKYO, encore

昨夜はカルチャークラブのライブを、ほぼかぶりつきで見に行ってきました。
今日は他のことが考えられませんので、急きょライブのお話をさせてくださいませ。

ひとことで言うと、とても「ハート」を感じるライブコンサートでした。心のこもった、心温まるという言葉がぴったり。こんな大物外タレさん(たち)はあまりいないのでは!? と、終演後その場にいた初対面の人たち同士で口々に盛り上がりました。
海外公演も含めてライブに行った、という隣にいた詳しい方たち(初対面なのにお世話になりました)も「今まででいちばんいいかも!」「歌上手(うた・うっま)!」「ヒゲなのに美人!」と興奮していました。ホントに綺麗でした。

個人的に、今まで見た大物来日ミュージシャンに受ける勝手な印象は(全員そうではないですが)、「高価・席遠い・気難しそう・ライブというよりは「作られた」感が強い」でした。ましてや、美しいルックスと声で一世を風靡したボーイ・ジョージ、よくある「懐かしいあの人」的くくりに入ってしまうのかと思いきや、杞憂でした。昔のルックスでこそないですがやっぱり美しいし、円熟度合いが素晴らしく、今回はこの印象がまったくひっくり返りました。迷っていたのですが、行ってよかったです。チケット代も、お値段以上と正直におすすめできます。連日行きたいとまで思うアーティストは初めてで、行けないのですが今日も大阪も行きたい・・・!

この日は新旧曲とりまぜ、前半休憩ほぼなしで16曲、アンコール5曲のパワフルな展開でしたが、印象に残ったのは、やはりこの日9曲めにジョージが歌った「VICTIMS」です。
彼が十字を切ってから歌い出したので、特別な曲なのだろうなとは思っていました。私も一番好きな曲のひとつで何度も聴いている曲ですが、途中何度も鳥肌が立って、ジョージの声の響きの深さと、テクニックだけでない歌唱力の素晴らしさに打たれていたら、歌い終わったジョージが「泣きそう。いつもそうだというわけじゃないんだけど。きっとみんなが一生懸命聴いてくれたからだわね?」というようなことを言っていて(と、隣のお姉さんに後で訳してもらいました)、ああ、伝わるものというのはあるんだなあ・・・じーん・・・と改めてライブの力を強く感じました。他のお客さんも私のように、自分の中に迎え入れるように聴いている気がしましたので。

やはり日本はジョージにとって特別のようで、センシティブ(感受性豊かな、という意味でしょうか)な日本にずっと来たかったのよと、ライブでもTwitterでも繰り返していました。ご本人がそうですものね! 基本ワキをしめてキュッとなったお手手が口元というか、かわいいポーズが多いので(笑)、どうしてもオネエさん言葉に和訳してしまいますが許してください。万国共通なんですね。

いまだにオリジナルメンバーで活動しているのもすごいと思いますが、やはりジョン・モスのドラミングは一種特別ですね。もちろん熱いのですが、冴え冴えとした派手さというか、あの花火っぽさは健在でした。マイキー・クレイグのベースも素晴らしい! カルチャークラブの音の要ですね。堪能しました。私はロイ・ヘイ(おちゃめギター)側だったので、ロイさんが観客に「ねえねえ、ミス・ミー聞きたいー?」「カーマ聞きたい人ー!」と振ってくる真下にいたので、子どもか! というくらい楽しみました。

ちなみに、当日券・整理番号最後尾だったのに、なぜかかぶりつきブースがわりとすいていたので、年がいもなく一番前の方で盛り上がっておりました。もしこれから行かれる方がいたら、メンバーがよく絡んでくれた前の方をおすすめします。お客さんも大人の方が多いので、モッシュとかダイブとかジャンプとかなかったので安心でした。背の小さめの人を、まわりの人が「前、前」とか譲り合ったり、ほほえみあったり、なんか美しかったですよ! 大人!

ところで最初に載せた写真ですが、アンコール中にジョージが観客のカメラに目をとめ(たぶん)「あら。じゃあいいわよ、撮っても」と言ってくれたので、私も皆さんに便乗して撮らせていただきました。そういえば、大昔はカメラやレコーダーのチェックがありましたよね。最近はどうなのでしょうか、と隔世の感を感じつつ。
アンコールの質・量・楽しさがまた・・・! この楽しさはどこから来るのか、お人柄なのか、リラックスした楽しさ、円熟したエンターテイナーとして、筋金入りの底力を見せてもらった気持ちです。やはりこの方は特別だなあと。。。言葉にできる幅が少なくて申し訳ないですが。

終演後はローディーの方? がセットリストの紙をメンバーの足元からはがして放ってくれましたので、私も撮影させてもらいました。ドラムスティックも放ってくれた人がいたのですが、つかみ損ねまして痛恨でございました。

昨年から出るとうわさの新譜の曲も素晴らしかったですよ。もともとの野太い・・・もとい、声の力強さと繊細さがとけあった、優しい深い声です。これからも、聴くたびにあの「ハートののった」声を思い出すでしょう。ライブとして貴重な体験でした。
「かわいい? うふふ。もう55になっちゃったのよー」とにっこりするジョージ。永遠のカワイイ称号をあなたに!!
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おすすめベスト盤『Greatest Moments』

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ネタバレ申し訳ないですが、マイキーのセトリです。
写ってないですが、ラストは確かGet It Onでした

最後までお読みいただいた方がいらしたら、ありがとうございます。
他の公演日に行かれた方がいらしたら、教えてくださいねー!

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