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『「ありがとう」がエンドレス』田口ランディ著、晶文社、2016年(写真は出版社サイトよりお借りしました)

こんにちは、薔薇の季節ですね。植物園に行きたいな〜!
ブログタイトルに仮想古書店と名前をつけたのに、新刊ばかり取り上げていますが・・・今日も好きな作家さんの作品を書きます。

個人的に田口ランディさんの印象は、「気前いい」「無償の」がぴったりきます。
著作だけでなく、講演会やブログ、SNSなど発信がとても多く、勢いのいい泉のようにボンボン言葉が生まれてくる印象です。

その量が多いと、ふつう薄まりそうな気がしますが、「いいこと言うなあ!」と感心する言葉も比例して多いのでミネラル分の濃い湧き水をいつも連想するのです。
しかも、どうぞどうぞ、どんどん読(く)んでって! と湧水お持ち帰り用ペットボトルまで用意されている感じ。ポジティブな言葉をふだん、元気がなくなった時などTwitterでじゃんじゃん浴びています。(個人的には、体調よくない時、ついひねくれたくなった時などに効きます)

この、表紙に高橋由季さんの可愛いイラストが描かれた本は、ご自身のお嬢さん(ひとり暮らしを始めたばかりの時)に贈ったアドバイスの言葉からできています。
親子の会話がきっかけで生まれた言葉たちが、どんどんあふれてどこかへ消える前に、書き留めてもらえてよかったと思いました(いつも、これ流れちゃうともったいない! と流れる水を前に、両手に掬いきれずにいるような気持ちなのです)。

この邪気のない女の子の絵(章ごとのイラストもとてもとても可愛いです)を見ながら読んでいると、こんなピカピカの子たち(世の中の若い子たち)が傷つきませんように、守られますように、人を大事にできますように、愛されますように。自信を持てますように、媚びなくてすみますように、毅然として生きられますように。と、娘のいない私でも思いたくなりました。

そして、いい大人のはずの自分も、読むと「あーーーーーー(略)そうだよねーーーーー」と、いろいろサボっていたところを反省しました。この本、自分が大人になる時にあったらな。でも読んでも響かなかったかな(涙)。大人目線だから、人にどれだけ清潔感が必要か、挨拶が重要なのかとかわかりますものね。。。前髪うっとうしいから切りなさいとか人の目を見なさいとかね。。。(←これは私が思いついたことですが)
新しい環境に入った大人の人(そしてちょっと疲れた人)が読んでも、メッセージがシンプルなので、不安をおさえ、幸せな気持ちを自分で取り戻すのに役立つ気がします。

月曜日から日曜日の7日間の章立てに、それぞれのテーマとして、人間関係のルール、人の目を意識することや、教わること/学ぶこと、悩み、仕事、恋や脳の話などが分かれています。

引用させてもらいたいのですが、気に入った言葉がありすぎて選ぶのが難しかったです(全ページになりそうだったので、ふせんを貼るのを途中であきらめた)・・・。
ポジティブな言葉が苦手、という方は別ですが、全部を通しておすすめしたい言葉が並んでいます。
それでもひとつだけ失礼します。

 「お母さん、元気がないときに元気出せって言われても元気出ない」「そうだよねえ」「元気ってどこから来るのかなあ?」「悪いことを長く考えてると脳がその周波数にチューニングしちゃう。チューニングを変えればいいんだよ」

最新刊も読むのが楽しみです!

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
ポチッとしてくださった方にも感謝です! ウルウル。
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